2013.7.23 06:00
丸紅の岡田大介常務は22日、2012年の中国向け大豆輸出の取扱量が米国とブラジル合計で1200万トンと過去最高にのぼったことを明らかにした。今後は穀物の輸入が増える中国やアジアで飼料工場の運営に参画するほか、ブラジルなどの供給網の拡充を急ぐことで調達から消費地での加工までの一貫体制を築く。
中国経済はシャドーバンキング(影の銀行)問題と呼ばれる金融不安が広がっていることに関連して「若干、輸入業務に遅れがみられるが、影響は軽微」と述べ、今後も食生活の変化を背景に大豆やトウモロコシの輸入拡大が続くとの見方を示した。