スナック菓子製造の湖池屋は16日、日清食品と共同でノンフライのポテトチップス「ポテのん」を開発、29日に発売すると発表した。
油で揚げる通常のポテトチップスに比べカロリーを約3分の1の105キロカロリーに抑えながら、生ジャガイモを使うことで味と食感にもこだわった。健康志向が高まる中、需要拡大を図る。
ポテのんは、日清食品のノンフライ麺「ラ王」に使われている乾燥技術を、ポテトチップス向けに応用して新製法を開発。従来のノンフライ製法では、粉末状にした乾燥ポテトをポテトチップス風に固めるためジャガイモの風味がなくなる課題があったが、今回は生のジャガイモを使うことが可能となり、「低カロリーなのにおいしい味が実現できた」(湖池屋の小池孝会長)。