カレー関連商品のプロデュースやコンサルティングを手がけるカレー総合研究所(東京都新宿区)の調査によると、カツカレーを主力とする大手カレーチェーン4社の店舗数の合計は5月現在で前年比4.7%増の1481店と伸び、カツカレーの人気がうかがえる結果となった。
壱番屋(愛知県一宮市)の「CoCo壱番屋」が1361店と圧倒的だが、ゴーゴーシステム(金沢市)が展開する「ゴーゴーカレー」も41.7%増の68店と大幅に増えた。地方では「エゾシカ肉」(北海道)や「アゴ(トビウオ)」(鳥取県)、「ジャコ」(広島県)などオリジナルのカツカレーがあり、町興しにも一役買っている。
カレー総研の井上岳久代表によると「カツカレーの名店は全国に100店以上あるが、どの店も売り上げを伸ばしており、好調」という。また、製造が困難とされていたカツカレーのレトルトや冷凍食品も最近、商品化されている。