2013.7.7 06:00
人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ」のイベントでステージに立つ、プロデューサーの山本大介氏【拡大】
スマートフォン(高機能携帯電話)向けオンラインゲーム市場が熱い。新興ゲームソフト会社「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」のスマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」のダウンロード数が、サービス開始から1年4カ月余りで累計1600万件を突破。パズドラ効果で、ガンホーの時価総額は一時、ゲーム業界大手の任天堂を上回った。市場のさらなる成熟に向け、ガンホーの次の一手が注目される。
ファンの心つかむ
大型連休中の4月29日朝。ガンホーのファン向けイベントに参加しようと、東京ドームシティ(東京都文京区)周辺は多くの家族連れや若者でごった返していた。
来場者は2万5千人を超え、5時間以上の入場待ちの列ができるほどの熱気だ。目玉はパズドラのうまさを競うイベント。「すごく速い!」「正確だなぁ」。出場者の華麗なプレーがステージ上のモニターに映し出されるたびに、会場内にはどよめきが広がった。