2013.7.6 07:00
東京証券取引所1部に上場したサントリー食品インターナショナルの鳥井信宏社長は5日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、女性だけで構成した部署を今秋にも新設する方針を明らかにした。
女性の幹部比率を高めるほか、新卒採用で女性の割合を増やすことも検討する。
鳥井社長は「部長から若手まで全員が女性の部署を作る」と説明。「女性ならではの新しい知恵が必ず出てくる」とその狙いを強調した。商品開発や販売戦略にアイデアを生かす。部署の規模などは今後詰める。
現在、同社単体の課長級以上の管理職は119人で、そのうち女性は18人と全体の約15%を占める。執行役員は9人のうち1人が女性。今後、女性管理職の比率をさらに高めていくことで、安倍晋三政権が成長戦略の柱として打ち出した「女性の活用」に対応していく。