(3) 八木社長、ヤジを気にせず「省エネ、省CO2に取り組んできた」 に戻る
《株主からの質問が始まり、森詳介会長の解任など厳しい意見があがった》
男性株主 「森会長の解任を要求したい」
森会長 「貴重なご意見です」
《関電の大株主である自治体では、井戸敏三・兵庫県知事、門川大作・京都市長が質問に立った》
井戸知事 「値上げは甚大な影響を家庭、中小企業に与えています。総括原価方式に頼った安易な料金設定を慎み、人件費抑制、シェールガスなどの燃料調達を進めてもらいたい」
《井戸知事は原子力への依存度の低下を求めるとともに、火力発電の増強が必要との見解を示した》
井戸知事 「安定供給では火力発電の増強が必要。原子力の代替としては石炭が望ましい。神戸、高砂、姫路には適地があり、検討してもらいたい。自家発電の活用も課題で、余剰電力を他地域へ送電できるように料金引き下げなどの支援をお願いしたい。また、関西経済の牽引(けんいん)役として、政府の電力自由化、発送電分離などのシステム改革を、経営の自由度を高める好機と考えてもらいたい。電源開発の責任と消費者への安定供給の責任を果たされるよう期待してます」