グリー、DeNA国内頼み
世界最大のゲーム見本市「E3」が11日(日本時間12日)、米ロサンゼルス市で開幕する。ソニーなどは新型家庭用ゲーム機をアピールするが、日本国内で人気を集めるソーシャルゲーム大手は参加しない。
ソーシャルゲームの収入を支えるネット上の「課金システム」が米国では浸透しておらず、お金をかけてE3に出展しても、PR効果に乏しいと判断したようだ。
E3では、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が年末商戦に投入する据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の機能などを発表予定。
米マイクロソフト(MS)も、年内に世界で発売するゲーム機「Xbox One(エックスボックスワン)」の対応ソフトを紹介する。一方、任天堂は、大規模な記者発表会を取りやめるものの、E3開幕のタイミングにあわせて11日夜にネット上で独自に事業戦略の発表をする。
ゲーム業界にとって絶好の情報発信の場となるE3。しかし、ソーシャルゲーム勢は消極的だ。