住宅メーカーのタマホームが3日発表した夫婦の出産意識調査によると、既婚者の81.8%が経済的、年齢的な理由などから第2子以降の出産を控える、いわゆる「“2人目の壁”が存在する」と回答した。子供を1人持つ人に「出産にためらいを感じる(感じた)か」を聞いたところ、1人目は38.5%だったのに対し、2人目は64.8%と大きな差が生じた。
理想の子供の数として71.8%が「2人以上」と回答したが、実際には2人目の出産に心理的な障害があることが浮き彫りになった。
調査は5月25~27日、全国の既婚者のうち、「子どもなし」「子ども1人」「子ども2人以上」の既婚男女各300人、計1800人を対象にインターネットで行った。
“2人目の壁”を感じる理由(複数回答)として「経済的」(85.1%)がトップで、「年齢的」(52.1%)、「第1子の子育てが手いっぱい」(36.3%)などが続いた。