電気自動車(EV)における日本独自の急速充電規格の普及を目指す「CHAdeMO(チャデモ)協議会」第3回定時総会が22日開かれ、志賀俊之会長(日産自動車最高執行責任者)は「年末までに世界累計の設置台数が4000基になる」との見通しを示した。22日時点での設置台数は約2600基。
志賀会長によると、2012年1月に累計1000基を突破したときは国内での設置がほとんどだったが、それ以降の増加分は欧州・北米での設置が過半数を占めるという。
経済産業省はEVの普及を目的に、今年2月からEV充電器購入などの補助金申請の受け付けを開始した。14年3月までに国内で約10万基の設置を目指しており、充電設備が一気に拡大すると期待されている。志賀会長は、今年を「充電器普及に向けた節目の年」と位置づけており、着実な伸びを見込んでいる。