634メートルと高さ世界一を誇る電波塔の東京スカイツリーが22日、開業1周年を迎える。初年度は東京タワーを400万人近くも上回る人が展望台に入場。併設の商業施設「東京ソラマチ」を含むスカイツリータウン全体でも、六本木ヒルズや東京ディズニーリゾートをしのぎ、東京観光の名所として定着した。実質的な事業主体の東武鉄道だけでなく、ホテル業界などへの波及効果も大きい。ただ、タワーへのリピーターは少ないとの指摘も出ており、ブームがいつまで続くか、不透明な面もある。
スカイツリーの展望台は20日、入場者数が高さと同じ634万人に達する。これは当初目標を2割近く上回り、東京タワーの開業1年目(513万人)より100万人以上も多い。
スカイツリータウンも、当初目標より6割弱多い5000万人超と首都圏屈指の集客力を誇る六本木ヒルズ(約4100万人)や東京ディズニーリゾート(約2750万人)と比べ、はるかに抜きんでている。特に関東を中心とする観光客が目立ち、地元住民の利用も多いという。