電気事業連合会の17日の発表によると、電力10社が2012年度に発電した電力量(他社受電分を含む)の電源別構成比で、火力発電が88.3%と、データが連続して残る1975年度以降で最高になった。原発停止を代替したことによるもので、原発は1.7%と最低だった。
火力発電のうち、液化天然ガス(LNG)は全体の42.5%、石炭は27.6%を占め、いずれも最高だった。
同時に発表した4月の発受電電力量(速報)は、電力10社合計で前年同月比2.8%減の690億キロワット時だった。
前年実績を下回るのは4カ月連続。産業用の需要が低迷していることに加え、4月上旬が温かく暖房需要が減少したことが原因とみられる。
電力各社によると、東京は2.6%減、関西は3.3%減で、電力10社全てがマイナスとなった。