フジテレビが豊田皓(こう)社長(67)の後任に、映画「踊る大捜査線」シリーズをプロデュースし大ヒットさせた亀山千広常務(56)を昇格させる人事を固めたことが分かった。6月27日の株主総会を経て取締役会で正式に決定する。
豊田氏はフジ・メディア・ホールディングスの社長も退き、フジテレビとホールディングスの副会長に就任。ホールディングスの社長には太田英昭副社長(66)が昇格する見通し。ホールディングス、テレビとも日枝久会長(75)は留任する。
亀山氏は静岡県出身。早稲田大を卒業後、1980年に入社。主にドラマ畑を歩み、「ロングバケーション」「踊る大捜査線」などの人気作をプロデュース。98年に「踊る大捜査線」を映画化、2作目の「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」の興行収入は日本の実写映画で歴代1位の173億5000万円を記録した。