このうえで、「マツダならではの商品を出し、いい車だといってもらいたい。そういう会社にしていきたい」と語った。
座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」。ラグビー部部長としての顔も持つ。2013年3月期に5年ぶりに最終損失が黒字転換を果たすなど、業績が改善するなか、「全社一丸となれる会社」を作る。チームプレーで、きらりと光るマツダを引っ張っていく。(飯田耕司)
昇格人事
マツダは9日、小飼雅道取締役専務執行役員(58)が社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を発表した。山内孝会長兼社長兼CEO(68)は会長に専念し、金井誠太副社長(63)は副会長に就く。いずれも6月25日の株主総会後の取締役会で正式決定する。
【プロフィル】小飼雅道(こがい・まさみち) 東北大工卒、1977年マツダ。執行役員、常務執行役員などを経て、2010年6月から取締役専務執行役員。長野県出身。