ホテル各社がスイートルームを利用する豪華な宿泊プランを打ち出している。料金は通常より高めだが、プレゼントなどの特典を付け、“お値打ち感”をアピールする。
安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」で株価が持ち直す中、資産を増やした富裕層を取り込むのが主な狙い。豪華宿泊プランの提供は、大型連休の行き先として人気の東京都心で目立つ。
東京・西新宿の京王プラザホテルは、スペインの高級陶器人形ブランド「リヤドロ」と協力し、41階にある最高級の「インペリアルスイートルーム」(280平方メートル)向け特別プランを5月いっぱい提供する。
通常の宿泊料金(1泊2人、税・サービス料込み)が41万8000円なのに対し60万円と高いが、部屋にリヤドロの作品を展示するほか16万~25万円相当の作品1点をプレゼント。シャンパン付きディナーも味わえる。