デジタルカメラが主流となる中、その場でプリントができる富士フイルムのインスタントフィルムカメラ「チェキ」が異例の売れ行きをみせている。
韓国や中国の若者らを中心に火が付き、日本でも支持が拡大。2012年度に販売台数が過去最高の160万台を記録する再ヒットとなった。同社は欧米にも売り込みをかけ、13年度は前年度比25%増の200万台を目指す。
インスタントカメラは米ポラロイドが1948年に世界で初めて発売。すぐにプリントできる手軽さで人気を集めた。
ただ、撮影画像をモニターで確認できるデジカメや家庭向けプリンターの普及で低迷。同社は同カメラの生産を2000年代後半に中止した。