トヨタ自動車の2013年3月期の連結営業利益は、従来予想の1兆1500億円よりも上積みされ、1兆2000億~1兆3000億円になる公算が大きくなっている。
2月時点で1~3月の想定為替レートを1ドル=84円とみていたが、90円を超える水準で推移したことが利益を押し上げる。
本業のもうけを示す営業利益が1兆円を超えるのは、2兆円を突破した08年3月期以来、5年ぶり。1兆3000億円台となれば1兆3636億円だった02年3月期と肩を並べる水準となる。
トヨタの13年3月期の連結営業利益は、自動車の販売台数で世界3位の独フォルクスワーゲン(VW)が2012年12月期に記録した115億1000万ユーロ(約1兆4770億円)にも近づく。