世界のデジタル商品の主戦場となっているスマートフォン(高機能携帯電話)は、韓国サムスン電子と米アップルが市場シェアの過半を占める。このため、村田製作所など日本の電子部品メーカーの多くは、サムスンやアップルのスマホ向けに製品を納入する。
ただ、サムスンやアップルの戦略や動向に自社の業績が左右される懸念もあり、日本メーカーの巻き返しが期待される。
サムスンの2013年1~3月期の本業のもうけを示す営業利益は8兆7800億ウォン(約7800億円)だった。
アップルは「iPhone(アイフォーン)」の成長に陰りがみえるものの、同期の最終利益は95億4700万ドル(約9500億円)と高い水準だった。