日本チェーンストア協会と日本フランチャイズチェーン協会は22日、3月の全国のスーパーとコンビニエンスストア主要10社の売上高を発表した。
コンビニは前年同月比でマイナス0.4%の微減(既存店ベース)にとどまったが、スーパーは春物衣料などの販売が好調で、同1.7%増の1兆446億円と13カ月ぶりの増加に転じた。ただ、好調の背景としては気候要因が大きく、4月以降もプラスが定着するかどうかは「予断を許さない」(チェーン協)状況だ。
スーパーの全国売上高は、3月の平均気温が全国的に平年に比べ1~2度高めに推移したことが追い風となり、「衣料品」が7.1%増と大きく伸びた。花粉症、大気汚染対策としてのマスクや目薬などの販売も好調で「住関連品」が3.7%増。全体の約6割を占める「食料品」は、野菜の相場安で0.3%減だったが、サクラの開花が早かったため、弁当など花見関連商品は好調だった。