ノンシリコーンシャンプー流行に乗り
スウェーデン発祥のブランド「ティモテ」のシャンプーが15日、19年ぶりに日本でユニリーバ・ジャパンから発売された。頭皮などへの負担軽減を訴求する「ノンシリコーンシャンプー」のブームに着目し、シリコーン不使用で“自然派”をうたう同商品を再投入する環境が整ったと判断した。
ただ、業界では同社のようにシリコーン不使用を前面に打ち出すメーカーと、特に強調しないメーカーに二分。シリコーンをめぐっては温度差が生じている状況だ。
ユニリーバ・ジャパンが発売するのは「ティモテピュア クレンジングシャンプー」。植物由来成分配合で前回と同様“自然派”をアピール。一部消費者に敬遠されているシリコーンの不使用も積極的にPRする。
同社は1985年にティモテのノンシリコーンシャンプーを発売。白人女性が長い金髪にくしを通すCMで強烈な印象を残したが、家族向けシャンプーとの価格競争から「ブランド価値を守るため」(同社)、94年に販売を中止していた。