三菱地所は12日、JR有楽町駅近くの新有楽町ビル(東京都千代田区)に、同社グループの住まいに関連する情報を1カ所で提供する新店舗「レジデンスラウンジ」をオープンした。住宅事業強化の一環で、顧客の新たな開拓や囲い込みを図る狙い。今後は同様の店舗を、大阪や横浜、名古屋の3都市に出店する検討も進めているという。
店内では、ソファに座り、コーヒーなどを楽しみながら、iPad(アイパッド)やデジタルサイネージ(電子看板)、約400冊の書籍類などで情報収集できるほか、「新築と中古、どっちがお得なの?」「家のリフォームがしたい」といった相談をコンシェルジュに気軽に行える。
杉山博孝社長は「住まいに対する疑問や悩みに応えるとともに、当社の情報発信基地として気軽に使っていただきたい」と話す。
利用は無料で、水曜が定休日。初年度の年間来店客数は約3万人を見込む。