大阪・京橋にある大阪ビジネスパーク(OBP、大阪市中央区)の顔の1つだったパナソニックのショールームが姿を消す。4月26日に開業するグランフロント大阪(大阪市北区)へ移転するためだ。ほかにも梅田地区へ引き抜かれるテナントもあり、OBPのオフィス空室率は高まっているもようだ。パナソニック社内では、OBPに拠点を置く営業部隊をOBPに残すか梅田に移転するかが検討された。さらにテナントが減少することになれば、京橋の空洞化に拍車がかかる可能性もある。
パナ、グランフロントへショールームを移転
昨年12月25日、OBPのランドマークビルともいえるOBPパナソニックタワーで、パナソニックのショールーム「パナソニックセンター大阪」が閉館した。同ビルの1階ロビーと吹き抜けは、“顔”が消えて心なしか寂れた印象を与える。
隣接するパナソニック大阪京橋ビルにあるもう1カ所のショールーム「パナソニックリビングショウルーム大阪」も4月10日に閉館する。4月26日にグランドオープンするグランフロント大阪に統合して移転するためだ。