トヨタ自動車は11日、2013年度の採用計画(14年4月以降入社)を発表した。総勢1340人で12年度採用実績の1327人から微増となる。
技術職は前年度に比べて19人増の530人、事務職は9人増の90人、技能職は前年度と同数の500人などとした。「『もっといいクルマづくり』に向けた体制づくりを進めていくなかで、不足が想定される技術職を中心に採用で補っていく」(広報)方針だ。
企業内訓練校「トヨタ工業学園」の入学者は高等部・専門部合わせて30人減の190人としている。
また、マツダの14年度採用計画(14年4月入社)では、技術系50人と事務系10人は前年度から据え置いたが、高卒を対象とした技能系は60人増の145人と大幅に増やした。
マツダは13年3月期の世界販売見通し125万台に対し、16年3月期には170万台まで増やす計画を立てており、国内生産態勢の強化を図っている。技能系の大幅増員はこの一環。