トヨタ、リスク覚悟の「顔改革」 嫌われても…心に響くデザインで攻める (1/4ページ)

2013.3.9 12:50

巨大なグリルにデザイン変更後(左)とデザイン変更前(右)のクラウンアスリート(右は提供写真)

巨大なグリルにデザイン変更後(左)とデザイン変更前(右)のクラウンアスリート(右は提供写真)【拡大】

  • スピンドルグリルを採用したデザイン変更後(左)とデザイン変更前(右)のレクサスLS(提供写真)
  • キーンルックを採用したデザインに変更後(左)と変更前(右)のオーリス(提供写真)
  • ピンクのクラウンの前でポーズをとる豊田章男社長=平成24年12月、東京都渋谷区(矢島康弘撮影)

 トヨタ自動車がデザイン改革に取り組んでいる。「これからのクルマには、これが欲しいと思わせるデザインが重要」(豊田章男社長)との考えからだ。巨大なフロントグリル、鋭さを意識した“面構え”などを次々と投入し、外国勢に負けない看板づくりを目指す。「無難だが、個性と面白みがない」ともされたトヨタ車。個性を出そうという試みだが、果たして…。

 特徴ある顔づくり

 「社内で反対もあったが、私は早くこのクルマが欲しいと思った」。昨年末に約5年ぶりのフルモデルチェンジをした新型クラウン。発表会で豊田社長は自信を込めて話した。

 王冠をイメージした巨大なフロントグリルが特徴。従来の保守的なイメージを覆すことを狙った。「最初に見たときはびっくりした」(トヨタ首脳)と、社内にも当惑が広がったほどだ。

 高級車ブランド「レクサス」。昨年発売の「GS」「LS」などで、車体前面に「スピンドルグリル」と呼ぶ、2つの台形を組み合わせてひょうたんのような形に仕上げたデザインを採用した。

万人受けする無難な商品が増えたことを反省

  • トヨタ「レクサス」が2年連続で1位 2013年の米自動車品質調査
  • エコカーだけじゃない! 「クラウン」が高級セダンの存在感見せつける
  • トヨタ、レクサス一部HVの北米輸出中止 車種構成見直し攻勢へ

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