携帯電話の中古市場が盛り上がりをみせている。スマートフォン(高機能携帯電話)の普及拡大に伴って買い替え需要が高まり、従来型携帯電話の中古品が増えている上、根強い人気を保っているからだ。
市場拡大が見通される中で、業界は認知度向上や適正な販路の拡充など仕組み作りが求められている。
中古携帯電話を扱う東京・秋葉原の「ソフマップ秋葉原リユース総合館」には、米アップルのスマホ「iPhone」をはじめ人気機種が数百台並ぶ。
同店によると、従来型の中古を選ぶ客層は20~30代の携帯電話を使い慣れた人が多く、「契約期間に縛りを設ける通信会社での購入を敬遠する人や、入荷待ちをせずに新機種をすぐに手にしたい人」が買い求めるという。
人気機種では新品との価格差があまりないが、自分の好みに応じた機種をいつでもすぐに手に入れられることが魅力のようだ。