サイバーダイン
原子力発電所の解体や廃炉など過酷な環境下の有人作業を支援する「災害対策用ロボットスーツ」の普及をめざす筑波大学発のロボット技術ベンチャーが、サイバーダイン(茨城県つくば市)だ。
1年以内に実用化のめどを立て、作業員の安全と健康の確保が求められる作業現場に提案したいと意気込む。
地震の被災地や事故を起こしたプラントなどに進入し過酷な復旧作業を行うための電動ロボットスーツを開発した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が約10億円を投入し進める「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」での成果の一つだ。
活躍の場として想定しているのが、東京電力福島第1原発事故後の廃炉作業のほか、石綿(アスベスト)が飛散する建築物の解体作業や産業施設の事故に伴う人命救助活動など。