世界経済フォーラムの東アジア会議(通称・アジア版ダボス会議)が、6月5日から3日間の日程でミャンマーのネピドーで開かれることが20日、明らかになった。三菱商事の小島順彦会長などアジアの有力企業関係者や各国政府首脳ら数百人が参加する予定だ。
アジア版ダボス会議はスイスのシンクタンク、世界経済フォーラムが保養地の同国ダボスに世界の政財官の要人を毎年集め、議論を繰り広げている年次総会の地域会議。2012年はタイのバンコクで開かれ、ミャンマー最大野党の党首、アウン・サン・スー・チー氏が軍事政権による軟禁解放後に初参加した国際会議として話題になった。
14年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国として、ミャンマーは域内で開かれる国際会議のとりまとめ役になることもあり、アジア版ダボス会議の開催で弾みをつけ、域内での存在感の拡大につなげることを狙っているとみられる。