2013.2.13 12:15
中国の大気汚染問題で、シャープが現地で展開する空気清浄機の販売が、昨年の約3倍の勢いで急伸している。経営再建中の同社は昨年、沖縄県・尖閣諸島を巡る不買運動で主力の液晶テレビの販売が低迷し、中国市場に苦戦を強いられた立場だ。
パナソニックも広東省の工場で空気清浄機生産ラインの稼働率を1・5倍に引き上げたという。大気汚染という“特需”で市場の巻き返しにかかれるというのは皮肉としか言いようがないが、これで中国は日本の技術力を再評価してくれる?
効果は未知…でもよく売れる
シャープが中国で販売する主力はプラズマクラスターの空気清浄機。プラズマクラスターは、イオンを発生させ、空気中のカビ菌などを除菌するシャープの独自技術を用いた看板商品だ。