ダイハツ工業は31日、2013年3月期の通期業績見通しを上方修正した。為替の円安傾向を受け、売上高を従来予想より600億円多い1兆7300億円に、営業利益を100億円多い1300億円に、最終利益も80億円多い780億円へと引き上げた。売上高、営業利益、最終利益とも過去最高となる。
同日発表した12年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比12.4%増の1兆2547億円、営業利益が35.1%増の934億円、最終利益は67.0%増の569億円だった。
国内はエコカー補助金効果で軽自動車の販売が伸び、海外ではインドネシア市場が好調だった。
入江誠上級執行役員は14年3月期の国内軽市場について、「来年度は(販売が)上向く要因が見つからない。175万~180万台程度で12年度より若干落ちる」と予測した。