KDDIと仏ソフトウエア企業のトータルイマージョンは17日、商品パッケージにスマートフォン(高機能携帯電話)のカメラをかざすと、スマホ上で詳しい商品情報やCM動画などを見ることができる「AR(拡張現実)技術」の試験提供を始めた。当初は菓子メーカーなど計16社・団体に技術を無償提供し、将来的に本格的な運用を検討する。
スマホの利用者はまず、AR用アプリケーション(応用ソフト)「SATCH VIEWER」をダウンロード。同アプリの画像検索機能で商品やカタログにカメラをかざすと、最大10万件の画像データベースの中から当該商品の画像を検出。商品情報サイトに自動的にアクセスし、CMを見たり、商品を購入できる仕組みだ。
森永製菓やカンロの商品パッケージにカメラをかざすと、CMやレシピが表示されるほか、東京都現代美術館のパンフレットに焦点を合わせれば企画展の特設サイトを見ることができる。