エルピーダメモリも、携帯端末向けメモリーの需要増に対応するため、秋田工場(秋田市)で昨年の冬季休暇中は4日間だった休止期間を、2日間に短縮する。
ルネサスエレクトロニクスは、最新ゲーム機に搭載されるシステムLSIが好調なため、鶴岡工場(山形県鶴岡市)の休止期間を3日間に短縮する。しかし、産業機器などの汎用製品向けを生産する西条工場(愛媛県西条市)は、需要低迷を受けて10日間稼働を停止する。
一方、自動車メーカーでは、マツダが宇品第2工場(広島市南区)で、休日を1日返上し29日まで稼働を続け、約1000台を追加生産する。SUV「CX-5」が自動車専門誌などが選ぶ今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、受注が好調なためだ。
ただ、エコカー補助金が9月末で終了し、受注状況が一段落していることもあり、トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなど大手7社は「12月29日~来年1月6日まで通常通りの休暇体制を敷く」(トヨタ広報部)としている。