大阪・心斎橋に100円均一ショップチェーンの「ダイソー」西日本旗艦店が1日、オープンした。かつての“100均”とは大きくイメージは異なり、「女性目線」「おしゃれ」「カラフル」の三拍子がそろった店舗だ。
心斎橋には7月、デンマークの雑貨チェーン「タイガーコペンハーゲン」が進出し、連日行列ができる人気ぶり。大阪の繁華街を舞台にしたダイソーvsタイガーの日欧“100均戦争”に注目が集まるが、実は単に心斎橋での勝敗にとどまらず、海外進出に向けて両者が実力を探り合う、マーケティングの場となっている。
若い女性を取り込め
大創産業(広島県東広島市)が全国展開するダイソーは、国内に2600以上の店舗持つ日本一の100均ショップ。100円とは思えない豊富な品ぞろえと、便利なアイデア商品で業界を切り開いてきた。
ただ、近年はライバル店の台頭などで競争は激化。「セリア」「キャンドゥ」などの追い上げも激しくなってきている。