ディーゼル車人気の先駆けとなったのが、マツダの7年ぶりのディーゼル車となったCX-5だ。エンジン排気量2200ccで燃費は軽油1リットル当たり18.6キロと高い燃費性能を兼ね備えたことが評判を呼び、「販売の約8割がディーゼル」(広報部)という。
今月発売の中型車「アテンザ」にもディーゼル車を設定、「国内月販目標1000台のうち、ディーゼルを6割程度にしたい」(山内孝会長兼社長)と意欲を燃やす。
日本自動車工業会などによると、昨年の国内乗用車販売に占めるディーゼル車の割合は0.4%以下の9072台。1990年代に排ガス中のNOxなどが問題視され、国や東京都などが税負担増や走行規制を強めたことなどで人気が落ちた。