東武、スカイツリーで強気の計画 来年度は営業益4割増 (1/3ページ)

2012.11.22 07:30

21日に開業した「エキミセ」の屋上展望台で記念撮影する人たち=東京都台東区

21日に開業した「エキミセ」の屋上展望台で記念撮影する人たち=東京都台東区【拡大】

 東武鉄道は21日、グループ各社で運営する東京スカイツリー(東京都墨田区)関連事業について、開業2年目の2013年度の営業利益を前年度計画比37%増の111億円と大幅増益を計画していることを明らかにした。

 来場者も同18%増の644万人と想定する。22日で開業から半年を迎えるが人気の衰えはみられず、来年度は通年で利益に貢献するため。今後も沿線開発や直通バスの新路線設置などで収益拡大を達成したい考え。

 関連事業は、ツリーへの来場者収入のほか、大型商業施設「東京ソラマチ」などのテナント、物販収入など。13年度のグループ営業利益計画は447億円のため、ツリー関連で約25%を稼ぎ出す計算だ。

 強気の見通しとした背景は、ツリーへの来場者が夏休み終了後の9月以降も鈍らず、1日当たり2万人前後と「極めて好調」(平田一彦常務)なことがある。この集客力をてこに、東武はツリーから沿線に収益機会を広げていく戦略を打ち出す。

ツリー効果がこのまま右肩上がりで増えるとは考えにくい

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