全日本空輸が15日、羽田空港などで、人気アニメ「エヴァンゲリオン」を活用したキャンペーンを報道陣に公開した。エヴァは、新作劇場映画が17日に公開されることで、CM活用やタイアップのキャンペーンが急拡大。その数は20社を超えるなど、通常のアニメや映画のタイアップを大きく上回る規模になっている。
羽田空港の滑走路に、スマートフォン(高機能携帯電話)のカメラを向けると、画面上にエヴァのキャラクターが登場。
全日空がスマホ専用アプリを活用したAR(拡張現実)体験の取り組みだ。
同社利用客は40~50代のビジネスマンが中心で、エヴァの中心的なファン層である20~30代に対し、「全日空が面白いことをやっている」とアピールする狙いだ。
同社は今年5~7月にもエヴァでキャンペーンを展開した。グッズ物販や搭乗者増で1億円の増収効果があり、「今回はそれ以上を狙う」(広報室)と鼻息も荒い。