花王「ヘルシア」にコーヒー追加へ　味の面でも自信

　花王は、特定保健用食品（特保）の飲料ブランド「へルシア」のラインアップに来年春から、コーヒーを新たに加える。沢田道隆社長が７日の記者会見で明らかにした。

　花王は研究の結果、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「コーヒークロロゲン酸」に脂肪を燃焼・消費しやすくする効果があることを発見した。

　沢田社長は「世界中で最も飲用されるのが、コーヒーと緑茶。これまで緑茶が中心だったが、コーヒーに参入することで対象者が多くなる」と説明。「味の面でも（他社製品と）十分違いを出せる域に達してきたと思い、発売に踏み切る」と自信をみせた。

　ヘルシアは、脂肪の消費を促進する「茶カテキン」を含む特保飲料シリーズ。２００３年に発売した「ヘルシア緑茶」が大ヒットし、スポーツ飲料の「ヘルシアウォーター」や、炭酸入りの「ヘルシアスパークリング」などを投入して品ぞろえを増やしてきた。