“巨艦”百貨店対決どちらに軍配? 近鉄阿倍野店vs阪急梅田店 (1/3ページ)

2012.11.7 09:00

開店と同時に店内になだれ込む多くの客=10月25日、大阪市北区の阪急百貨店梅田本店(恵守乾撮影)

開店と同時に店内になだれ込む多くの客=10月25日、大阪市北区の阪急百貨店梅田本店(恵守乾撮影)【拡大】

 売り場面積10万平方メートルと、日本最大級となる阿倍野本店(大阪市阿倍野区)の概要を6日発表した近鉄百貨店。大阪の百貨店の雄として君臨してきた阪急百貨店梅田本店(同北区)の商圏からも客の取り込みを目指すが、成算はあるのか。

 両店は、直接モノを売らない「非物販エリア」を拡充するという共通点の下、目玉施設や集客戦略では独自色を打ち出している。

「街」VS「劇場」

 売り場面積は阪急、近鉄とも増床前のほぼ1・3倍で、阪急梅田は近くにあるメンズ館を入れるとほぼ10万平方メートルで近鉄阿倍野に並ぶ。このうち非物販エリアは近鉄が25%、阪急が20%で、近鉄の方が非物販に力を入れた。

 近鉄の売りの一つが、関西を拠点にする文化・芸術関連の市民団体に店内の8カ所、計700平方メートルのスペースを低料金で貸すという関西の百貨店初の試み。百貨店から足を遠のかせている人たちに足を運んでもらい、百貨店の良さを再認識してもらう狙いだ。

「来店客が一日中楽しめる場所にしたい」

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