日本自動車販売協会連合会(自販連)などが1日発表した10月の新車販売台数は前年同月比5.7%減の35万9333台(軽自動車を含む)となり、2カ月連続で前年実績を下回った。9月にエコカー補助金が終了した影響で、下げ幅は前月より2.3ポイント拡大した。
このうち普通乗用車などの登録車は、9.0%減の22万5543台と2カ月連続の減少。主力の小型車「インプレッサ」が好調な富士重工業は5カ月連続で2桁の伸びとなったが、大手8社のうちトヨタ、ホンダ、マツダなど5社が前年割れとなった。
前回のエコカー補助金が2010年9月に終了した際には、翌月の10月が26.7%減と大きく落ち込んだのに対し、今回は小幅にとどまった、しかし、自販連は「求人率の低下など購買意欲をそぐ要素も多く、今後の見通しは厳しい」としている。
軽自動車は0.5%増の13万3790台で、13カ月連続のプラス。「補助金終了のマイナス分を新型車がカバーした」(全国軽自動車協会連合会)という。