国内消費が低迷する中、テーマパークが好調だ。東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)などを運営するオリエンタルランドが30日に発表した9月中間連結決算は営業利益、最終利益とも過去最高を更新した。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)など他の大手施設も好調で、入場者数が東日本大震災前の実績を上回る勢いが続く。
オリエンタルランドの中間連結決算は、営業利益が前年同期比91.4%増の390億円、最終利益は2.9倍の255億円と大幅に伸びた。売上高は27.2%増の1883億円だった。
東京ディズニーシー(TDS)の『トイ・ストーリー・マニア!』など「新しいアトラクションが集客につながった」(高橋渉執行役員)うえ、震災後の「絆」意識の高まりで家族ぐるみの顧客も増加。
上半期の入場者数は前年同期比23.4%増の1325万人と、震災前の水準を上回り、客単価も同5.1%増の1万410円といずれも過去最高となった。