ニッポン放送が太陽光発電導入 木更津、来年8月稼働へ

2012.10.22 05:00

 ニッポン放送は、木更津送信所(千葉県木更津市)に、メガソーラーを導入する。導入に当たっては放送に影響が生じないように、計画段階からアンテナや通信ルートに設備を設置しないなど細部にわたって検討。その結果、敷地の有効活用といった観点から「影響なし」との結論に至った。2013年1月に着工を開始し、同8月の稼働を目指す。

 導入するメガソーラーは三菱電機の太陽電池モジュール(250ワット×7634枚)と、東芝三菱電機産業システム製のパワーコンディショナーによって構成。発電能力は約1・908メガワット、推定年間発電量は約2102メガワット時、二酸化炭素(CO2)の年間削減量は1175トンを見込んでいる。

 太陽光発電で得られた電力は電気事業者に対し、一定の期間・価格で売電。売電収入によってニッポン放送の収益力を高めていく。

 ただ、放送に影響を与えるなど技術的に解決できない問題が発生すれば、計画を変更する可能性があるとしている。