西友は15日、プライベートブランド(自主企画商品=PB)のダウンジャケットとフリースの新商品を、17日から全国約300店で発売すると発表した。ダウンジャケットの価格は、大人用で昨年より約2000円も安い3990円と、親会社の米ウォルマート・ストアーズとともに進める“圧倒的低価格”で他社製品との差別化を図る。
新商品のダウンジャケットは、ダウンの量を従来品の約2倍に増加。色は22色をそろえ、米ウォルマートが世界中に持つ素材の調達網を生かしてコストを徹底削減、「史上最安値」(村上竹司・商品本部バイス・プレジデント)にしたという。フリースは51色をそろえ、大人用990円、子供用880円に抑えた。
これら新商品を含む秋冬カジュアル衣料の売上高は、前年比3割増を目指すという。
格安路線を武器に、「ユニクロ」や「H&M」など国内外のカジュアル衣料チェーンに対抗する。