外食事業を手がけるイートアンドは、中華料理チェーン「大阪王将」をタイに出店し、現地での事業展開に乗り出した。
現地企業と合弁で新会社を設立し、タイ・バンコクにあるショッピングモール(複合商業施設)のフィフティーフィフスプラザに1号店の「大阪王将トンロー店」を22日に開店した。
主力メニューの焼餃子を1皿105バーツ(約264円)で提供するほか、日本食を取り入れた創作メニューも豊富に取りそろえ、1年間で160万バーツの売り上げを目指す。店舗面積は142平方メートルで、席数は52席。
新会社の名称は大阪王将タイ。資本金は1000万バーツで、出資比率はイートアンドが49%、合弁相手のシーファー・レストランが51%。
大阪王将トンロー店の店長でもある一ノ瀬武宏氏が代表を務め、タイ国内での店舗経営や食品の製造販売を行う。
大阪王将は、今月10日にオープンした香港店やタイ店で、国内の店舗にはなかった“ジャパン・ビューティー”という新たなイメージ戦略を打ち出し、メニューや内装に日本の伝統や文化を取り入れている。
10月下旬には台湾への進出も予定しており、日本ブランドに対する人気が根強いアジア圏でのシェア拡大を狙う。