1980年代から90年代、爆発的な支持を獲得した漫画「ドラゴンボール」。この説明不要の大傑作が17年ぶりに劇場版のアニメ映画「ドラゴンボールZ」として蘇ります。劇場版としては18作目。公開は来年の3月30日ですが、真打ち登場という感じで、当時、熱狂した団塊ジュニア以下の世代は待ちきれないのではないでしょうか。(岡田敏一)
世界中で人気、ハリポタと並ぶメガヒットコンテンツ
一応、簡単に説明します。「ドラゴンボール」は84年から95年までの約10年半、週刊少年ジャンプに連載されました。原作兼作画は、ジャンプでの初連載作品「Dr.スランプ」を大ヒットさせた鳥山明さん。「ドラゴンクエストシリーズ」をはじめとするゲームのキャラクターデザインを手がけたことでも有名です。そんな鳥山さんが出世作「Dr.スランプ」の連載終了後に始めたのが「ドラゴンボール」でした。
世界中に散らばった7つ全てを集めると、どんな願いも1つだけ叶うという秘宝の玉「ドラゴンボール」をめぐり、主人公の孫悟空らが繰り広げる壮大な物語は、江戸時代に人気を集めた長編伝記小説「南総里見八犬伝」と西遊記から着想を得ています。