国内家電大手「白物」に注力 テレビ頼みの収益構造転換へ (1/2ページ)

2012.8.22 05:00

パナソニックの新製品発表会で商品をPRするキャンペーンキャラクターの吉瀬美智子さん=21日、東京都港区の東京ミッドタウン

パナソニックの新製品発表会で商品をPRするキャンペーンキャラクターの吉瀬美智子さん=21日、東京都港区の東京ミッドタウン【拡大】

 家電大手各社が、高機能の白物家電を相次いで発売する。薄型テレビに頼ってきた収益構造の転換に向け、各社はスマートフォンと連動した「スマート家電」や、節電効果を高めた白物家電を投入し、新たな収益の柱として育てたい考えだ。

 パナソニックは21日、スマート家電の商品ラインアップに、エアコン「Xシリーズ」(想定価格約21万~34万円)や冷蔵庫「NR-F557XV」(同約30万円)など6製品を加え、計8製品に拡充すると発表した。9月25日から随時発売する。2014年度にスマート家電全体で年260万台、売上高2000億円を目指す。

 スマートフォンに専用ソフトをダウンロードすると、外出先からエアコンを操作したり、冷蔵庫の省エネ運転を確認できる仕組み。同社は12年度の白物家電の売上高が、テレビなどのAV(音響・映像)を逆転する見通し。「(白物家電は)新たな可能性を秘めたステージに切り替わる」。

 同社アプライアンスマーケティング本部の中島幸男本部長も期待感を示す。同社に続き、東芝も13年度に、スマート家電市場に参入する計画。15年度に売上高2500億円を目指す。

一方、節電効果を全面的にアピールするのは、三菱電機だ

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!