ソフトバンクモバイルの携帯電話サービスの契約数が11日時点で3千万件を突破したことが12日、分かった。英ボーダフォンの日本の携帯電話事業を買収し、平成18年4月に市場参入した当時に比べ、契約数は6年半で2倍になった。
同社は割安な料金プランで若者を中心に契約数を伸ばし、20年7月に国内販売した米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」人気が追い風になった。
買収時に1521万件だった契約数は、21年1月に2年10カ月間で2千万件に達し、さらに3年7カ月で1千万件を上乗せするハイペースで増えている。
一方、競合するNTTドコモの契約数は現在6054万件、KDDIは3572万件。ソフトバンクは3位のままだが、毎月の純増(新規契約数から解約数を引いた数字)は7カ月連続で首位。上位2社との差をじわじわと詰めている。