2012.8.5 07:00
愕然とした
昨年末の発売以来、広い室内空間をうりに販売を大きく伸ばし、軽自動車の勢力図を一気に塗り替えたホンダの「NBOX」。
7月6日には「N」シリーズの第2弾となる『NBOX+(プラス)』を発売した。買い物やレジャーなど普段使いのほか、車いすも簡単に積める介護用としての利用も期待される。
本田技術研究所四輪R&Dセンターの浅木泰昭主任研究員に「NBOXプラス」に込めた思いを聞いた。
--「NBOXプラス」は車いす仕様車として開発がスタートした
「当社は普通車と軽自動車の両方で車いす仕様車を持つことを目指している。私は車いす仕様車を開発した経験がなかったので、(今回の開発にあたり、)福祉車両展を訪れた」
「そこで目にした当社製は他社より20万円も高いのに魅力がなく、愕然とした。恥ずかしさと怒りを感じ、(新型車の開発に)持てる技術をすべて使って汚名を返上したいと思った」