スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人イケア・ジャパン(千葉県船橋市)は31日、太陽光発電などを利用した売電事業に本格参入することを明らかにした。
第1弾として10月にIKEA福岡新宮店(福岡県新宮町)の駐車場の屋根を利用し、出力750キロワットの大規模な太陽光発電事業に乗り出す。
イケアは、世界の各店舗で再生可能エネルギーを活用しており、この日フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じたイケア・ジャパンのミカエル・パルムクイスト社長は「今後、既存店に自然エネルギーを活用する設備を整え、環境に優しい企業としての責任を果たしたい」と日本でも再生エネルギー活用に力を入れる方針を示した。
福岡新宮店に設置するのは、シリコン系の太陽光パネルに比べ発電性能が高い次世代型太陽光パネルと呼ばれる「CIS薄膜系太陽光パネル」。約1700台収容する屋外駐車場の一部の屋根部分に、4840枚のパネルを設置する。