2012.7.13 05:00
加藤薫氏【拡大】
NTTドコモの加藤薫社長は13日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、スマートフォン(高機能携帯電話)向けのコンテンツ販売サイト「dマーケット」について、来年度から、新たに野菜や健康機器などを販売する新サービスを追加するなど機能を拡充し、モバイルネットワークを使った通信販売事業に本格進出する方針を明らかにした。成長が期待されるモバイル通販を収益の柱に育て、米アマゾンや楽天に挑む。
dマーケットの新サービスは、グループ企業、らでぃっしゅぼーやが販売する有機野菜や、提携しているオムロンヘルスケアの健康関連機器などをdマーケットのメニューに追加する。さらに、教材や医療関連商品取り扱い商品を拡大し、dマーケットをインターネット通販事業のプラットフォームに位置付ける。
dマーケットは昨年11月からドコモのスマホ利用者向けに、音楽約100万曲、電子書籍約4万8000作品、ビデオ5000作品、アプリ約500本を提供。今年7月からはアニメ500作品も追加しており、契約数は175万件を超える。