(次ページ)(5)「幸之助のDNA受け継ぐ経営陣いない」落胆の株主 に続く
" />《人事に関する質問に対し、引き続き大坪社長が答える》
「功績うんぬんについては記憶にありません。ただ11年度の業績は申し訳ありません。ただ、環境変化に施策を打ってきました。三洋、電工と一体化して新しい環境革新企業になります。短期ではなく長期で価値を判断してもらいたい。中長期のパナの成長に期待していただきたい。私も自分の職務を全うしていきたい」
《会場か拍手が起きる。次に大坪社長は女性株主を指名する》
女性株主「大連の工場についてです。大連の市長は工場を大切にする人なのでしょうか」
中国担当の役員「大連の市長が代わったことで工場へのアプローチが変わるのではということですが、今の市長は方針をかえるとは言っていませんし、政策の変更もないとみています」
《業績低迷下での政治献金に対する質問も出た》
男性株主「政治腐敗の根源は政治献金だと思うが、企業献金はどのくらいあるのですか。また、総会会場の外で、不当解雇されたと大きな声を上げている人がいました。本当ですか。報復人事と言っているようですが、約8千億の赤字を出したあなた(大坪社長)が報復人事されるべきでは」
桂靖雄副社長「政治寄付に関してです。社業、社会の発展のためには国に要望するのも社会的責任だと思います。これまで自発的な政治寄付を行ってきました。当面は業績厳しいなか、政治寄付を判断していきたい。理解を求めたい。なお、昨年、一昨年は従来の3分の1に減額しています」
《次に労働騒動についての質問に役員が答える》
中川能享常務「最高裁の判決で雇用関係はないと判断されています」
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