ソニー、ブルーレイディスク技術を応用した細胞分析装置を発売

2012.6.11 16:10

 ソニーは11日、ブルーレイ・ディスク(BD)技術を応用した細胞分析装置を今秋発売すると発表した。

 細胞分析装置は、細胞にレーザー光を照射し、細胞の大きさや構造、機能などを解析する装置。新型の分析装置は2010年に買収したベンチャー企業「iCyt(アイサイト)」の技術をもとにソニーが初めて開発した製品。録画再生機などで培ったBD技術を応用することで、細胞に正確にレーザー光を当てることができ、反射光を正確に読み取って、データに変換できる。がんや白血病、新型万能細胞(iPS細胞)の研究などへの活用が見込まれる。

 ソニーの小型設計技術で、大きさを従来機種の約3分の1にした。価格は2000万円前後と、これまでの半分以下にする。

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