日産自動車が、2012年3月期に取締役に支払った役員報酬が総額17億5100万円になったことが5日、定時株主総会の招集通知でわかった。
前期と比べると4.4%増。昨年9億8200万円で、国内最高の役員報酬を得たカルロス・ゴーン社長も同じような比率で増額されているとみられ、10億円の大台を突破した可能性が高まっている。
26日の株主総会で、ゴーン社長自らが報酬額を明らかにする予定だ。日産の12年3月期は最終利益が前期比7.0%増の3414億円で、トヨタ自動車、ホンダを抜いて国内自動車メーカートップに躍り出ている。